平成24年度
日本青年社「全国議員同志連盟・社友総会」開催報告 ー全容ー
熱気あふれる「江の島大師」大講堂で更なる結束と団結を誓う

平成24年10月16日

 日本青年社の三大行事の一つである「全国議員同志連盟・社友総会」は今年で13回を迎えた。特に今年の総会は大きく変わり行く社会環境の中で心機一転を図るとともに更なる結束と団結を図ることを目的に、神奈川県有数の景勝地である藤沢市江の島の「江の島大師」大講堂での開催となった。会場となった大講堂は、600人以上を収容することできる大型施設であったが、入場者が入り口に列をなすほど盛況であった。また「江の島大師」は、真言密教の最高位であり、医学博士である高野山真言宗鹿児島最福寺法主・池口惠觀大僧正の関東別院として平成五年に建立された寺院として知られており大講堂からは太平洋を望むことのできる絶景であった。




 日本青年社「全国議員同志連盟・社友総会」(以下、総会と言う)は昨年まで東京で開催してきたが、今年は心機一転を図り、神奈川県藤沢市の「江の島大師」での開催となった。この「江の島大師」は、神奈川県有数の観光地として知られる藤沢市の江の島山頂に建立されている寺院であるが、昔から島全体に有名な神社が数多く建立されている観光スポットであることから、総会の集合場所は明治の偉人・児玉源太郎陸軍大将が祀られる「児玉神社」となった。「児玉神社」は、江の島神社に向う参道を抜けた左側の高台に位置する神社である。





 全国からの参加者は、正午から当神社において山本白鳥宮司による厳かな昇殿参拝を行ってから江の島神社を自由参拝した後、エスカレーターで観光めぐりをしながら山頂の「江の島大師」に到着した。会場となる「江の島大師」は午後1時30分の開場であったが、続々と到着する参加者は開会15分前になると入口に入れないほどの盛況ぶりであった。


 午後2時開会の総会は、冒頭の国民儀礼に続いて、議員同志連盟会長・松村茂夫久喜市議会議員が「…皆さんは今日あの弁天橋を渡って来ました。帰りには来たときよりも力強く自信に満ちて、体いっぱいエネルギーを持ちながら同じ橋を渡って帰りたいと思います。それは今日の皆さんと一体となって開くこの総会と池口惠觀先生、サルキソフ先生の温かくありがたいお話によるものだと思っております。そしてこの江の島大師と言う荘厳な、かぐわしい霊気のいっぱい満ちたこの場所で記念すべきこの総会を催すことができました。私は日本青年社の一人ひとりがど勇敢で礼儀正しく誠実な日本人はいないのではないかと思っております。

 今日本が本当に危険な状態の中に置かれておりますが、私たちは同志として一人ひとりが力を合わせて頑張ることによって、必ずこの日本は輝かしい明日を迎えるに違いないと確信します。日本青年社はいっそう団結と結束で、この厳しい日本の現状を切り開いていかねばならないと信じております。それができる私たち一人ひとりであります。 どうぞ体を大切にして天皇陛下のため、国のため必死の戦いを、必死の頑張りをして行きたいと思います。…」
と熱い思いを込めて挨拶した。





 続く全国社友会会長挨拶で小林明会長は、「…松村先生の挨拶は本当に素晴らしくて多くの人たちに心に響きます。私は殆ど会社の朝礼で社員に仕事の指示をする程度の話をしますが、大勢の人たちの前で話をするは得意ではありません。特に今日はご高名な池口惠觀先生とサルキソフ先生から素晴らしいお話しを拝聴することになっていますので…今日の挨拶は簡単にさせて頂きますが、私がこの国を思う熱い思いはいつも変わりません。私も皆さんと一緒に一生懸命頑張ります。…」と爽やかに挨拶した。


 両会長の挨拶に続くビデオ上映では「国民に知られざる真実・日本青年社の尖閣諸島実効支配27年の活動記録」が約50分にわたって上映された。このビデオは、日中友好平和条約が調印された昭和53年8月、日本青年社が尖閣諸島の領有権を主張することを目的に魚釣島に灯台を建設してから、平成17年2月に国家に無償委譲までの実効支配活動記録と国家委譲から現在に至るまでの出来事を時系列に編集したものですが、時折しも竹島と尖閣諸島で起きた他国の主権侵害事件と尖閣諸島の国有化と中国で反日暴動が起きていることが相まっている時期だけに、かねてより領土問題に熱い思いをよせる参加者は思い新たに領土の重要性を感じ取っていた。





 ビデオ上映に続く、お二方の先生による特別講演では、最初に歴代総理の指南役であり、政界、財界、芸能界、スポーツ界はもとより、世界にその存在と活動を知られる、真言密教の最高位である前人未踏の百万枚護摩行を達成された医学博士である高野山真言宗伝燈大阿闇梨・鹿児島最福寺法主である池口惠觀大僧正のプロフィルが映像紹介と「新党立党宣言と日本青年社の役割」を講演した。(講演要旨はこちらのリンク参照





 続く講演で、この日の「総会」のために、9月7日にアメリカから戻ったロシア日本研究会名誉会長・ロシア連邦科学アカデミー・東洋学研究所・日本文化研究所長・法政大学法学部教授のサルキソフ教授が「北方領土返還に向けたロシア政府の見解と日本青年社の活動と存在」を講演した。(講演要旨はこちらのリンク参照


 この特別講演の後、緊急報告として8月30日から9月5日まで北海道内で「北方領土早期返還キャラバン隊」が、ロシア連邦札幌総領事館を訪問し、総領事と領土返還に関する意見交換をした内容を発表があった。(こちらのリンク参照



 最後に志村喜一日本青年社顧問が「この江の島の聖地で先生方のご意見を拝聴したりビデオ等を観賞させて頂くなど勉強をさせて頂いた中で、池口先生のお話とサルキソフ先生のお話を伺っていると、私が現在感じていることと相当隔たりのある現実があるなと言うことに驚いていると同時にこれは再認識をしなければいけないなと思う点が多々ありました。

 それは、ロシアと日本の問題等について、今日は友好ムードの中で領土問題を解決をしてゆくと言う指針をお示しいただき、私たちもそれに従って頑張っているわけでございますが、ただ一つだけ戦争ということになりますと、勝った国は勝者であり、負けた国は敗者でありますが、そこには本当の意味でその当時の隠された秘話、そして表には出てはいけない諸問題等もあったんだな、ということを今日はいたく感じました。

 そういうことの中で私は、今日の総会で、お二人の先生が色々と示してくれた指針で、この点はこういう風に考えなければいけなかったなと、特にサルキソフ先生が教授をなさる山梨学院大学は私の郷土でありますから、特に近い物を感じたのかも知れませが、ロシア側としてお話しを頂いた先生のお言葉、そして私どもが考えていた問題の中に相当の隔たりがあったということを今日は認識を致しました。過去は過去、これから未来に向って地球人でありますから特に隣国のロシアと関係も双方が理解をし合って仲良くしてゆくと言うことが夢であったのかもしれませんけれど、もう夢だなんて言っている時代が過ぎて、地球人の時代になってきたのかなというふうな感じさえ致しました。

 本当にお二人の先生、それからビデオを新しく制作して放映した皆様方に心から感謝を申し上げますとともに、このような素晴らしい勉強のできる機会を、また次にも設けていただきますよう心からお願いを致しまして、本当に簡単措辞ではございますけれども関係者を代表いたしまして御礼の言葉とさせて頂きます」
と謝辞を述べた。


 最後に参加者全員が日本青年社の更なる団結と結束を誓い合って総会は滞りなく終了した。