新時代を拓くロシア訪問に関して
-日本青年社の総意に基づく意見・要望-
皆様こんにちは。 本日は、このような素晴らしい場所において、私達の意見やその想いを述べる機会を作っていただきました各関係各位の皆様方、そして会場にお集まりの皆様方に心より感謝と御礼を申し上げる次第であります。
私達は日本国内において、日本の伝統精神や文化を尊重する立場から、もっとも急進的な意見や、行動をとると目されている、いわゆる右翼と呼ばれている民族派団体の日本青年社と申します。
私達は日本国憲法に則り、思想と信仰の自由を与えられております。私達団体は日本国政府総務省より許可を受けた認可団体であります。
この度、私達は日本国と貴国ロシアとの相互理解を深め、更なる友情のもと、両国の発展と世界の平和に、寄与するという目的を持って参りました。
その事が、これからも続く子供や孫の代にとって、幸せなことと信じるからであります。しかし、両国にとって避けては通れない重要な課題が残されていることも、事実であります。
それは、わが国日本の北に位置する領土問題であります。
かつてソ連邦時代に日ソ共同宣言が取り交わされました。
その後ロシア時代となり、元大統領であるエリツィン氏、元日本国総理大臣 橋本龍太郎氏の間でも領土問題が話題に上りました。
しかし、その後なんら進展なきままに、現在にいたっております。
我が国の漁民は、不安と恐怖の中で漁を行い危険な日々を過ごしているのが現実であります。
私達は、一日も早い問題解決を望んでおります。
戦後六十有余年を過ぎた現在、北方の領土には貴国の多くの人達が生活をし、現在はそこが生まれ故郷となっている方々も沢山おります。
そしてまた、その地には先祖を敬い、慰霊するための大切な墓地も数多くあることだと思います。
私達は、我が国の漁民の安全を願うとともに、貴国の島民の皆様の幸せをも願うものであり、交渉が進展しなかったのは、長きに渡り外交交渉を中断してきた日ロ両国の政府、外務官僚、強いては日ロ両国民の責任でもあることを痛感しているところであります。
時代は二十一世紀を迎え、世界は大きくグローバル化に向っております。
わが日本国内においても貴国ロシアの方々と結婚し、両国の宝とも言うべき子供たちも見かけるようになりました。大変素晴らしく美しい光景であります。
今後、益々進展していくであろう両国の関係は、なんら障害の無い晴れやかなものとしなければなりません。
私達は、両国の経済発展はもとより、両国の文化、風土、歴史、心情等々多岐にわたり、理解を重ね、揺るぎない友好関係を築き上げることを目的としたいものであります。
ここで私達は一つの提案をさせていただきます。
日本国とロシア国が深く手を取り合い、前進する為の日露友好推進協議会を設立し、相互が親しく行き交い、もっともっと深き関係を構築することが不可欠であると思います。
そうすれば、両国間に横たわる諸問題等については様々な方法論を以って解決できるものと信じております。
日露友好推進協議会の設立によって、両国の関係が深まり、数々の経験が大きな知識となり、必ずや両国の友好と発展をなし得るものと、私達は確信するものであります。
最後となりますが、私達の基本的立場は四島返還を強く求めるものであります。
しかしながら、日ロ間における領土問題が解決されないまま長い年月を経過した現在、新たなる方策をもって問題解決に取り組むことを目的とするものであります。以上
【 その他、ロシア訪問について】
●ロシア訪問に関しての御報告
●ロシア訪問に関する日本青年社の意義説明
●ロシア訪問に対しての日本青年社の正義とその決意