日本青年社・信濃社友会報告
新潟県中越沖地震発生からボランティア活動支援まで
平成19年8月25日
日本青年社 信濃社友会 代表/宮本 憲寿
報告者 事務局長/轟 浩一郎
7月16日(月)
新潟県中越沖地震発生。
7月19日(木)
代表宅 信濃社友会会員集合。ボランティア活動について話し合う。
8月05日(日)
代表現地視察。柏崎市役所訪問、その後柏崎社会福祉協議会のボランティア担当の地域福祉課長と面会。ボランティア協力の日取りと内容を検討。(重機等は必要なし)
8月07日(火)
長野県地元上田市社協を通じボランティア協力申込む。
地元長野市役所にて、災害派遣従事車両の登録と証明書を発行。
8月08日(水)
総本部に新潟県中越沖地震ボランティア活動参加申込登録の報告をする。
8月09日(木)
万全に活動に望むための最終打合せ会議。(代表宅)
8月10日(金)
総本部を通じて議員同志連盟三井田先生と電話連絡を取る。
8月12日(日)
午前5時長野11名にてバスで柏崎へ出発。
柏崎IC手前米山ICより高速は災害により50キロ規制。
午前7時15分現地到着。
三井田先生に現地入りした事を電話連絡
午前8時30分ボランティアセンター受付開始。
活動場所についてセンター担当と協議。団体でバスで行っている利点などから特に災害が大きい現場で屋外重労働の場所へ希望し、信濃社友会他個々でボランティア参加者
4名、計15名にて社友会バスで活動場所へ移動。活動場所への道中、道路は波打ち亀裂があり路肩はめくり上がり所々建物の倒壊が見られた。倒壊した建物を見るとほとんどの建物が土壁の古い物だった。午前9時活動場所到着。被災依頼者と作業内容を確認。
作業場所は建物全壊、依頼者のご両親は建物の下敷きになりお亡くなりになったと伺い、お悔やみ申し上げると共に本日の作業を誠心誠意行なうことが亡くなられたご家族へのお悔やみになるのではとの思いになった。作業内容は全壊建物と隣接する建物の間に土壁、大谷石のブロック塀と土砂が流れ込み、その流れ込んだ土砂や塀の除去というものだった。
スコップで土砂を土のうに積め、積めた土のうをバケツリレーし一輪車で運ぶという全て手作業活動だった。この日の天候は、晴れ、気温36度という猛暑の中での作業だった。熱中症にならないよう水分補給をしっかり取り宮本代表の作業支持のもと安全に注意し活動をした。
午前中の作業が終わり三井田先生のお心遣いにより柏崎市の閻魔堂という敷地内に設けられた自衛隊の補給基地へ行き自衛隊員が炊き出した給食を頂いた。三井田先生は連日早朝から遅くまで震災から約1ヶ月間の疲れも見せず駆け回り、この閻魔堂自衛隊基地も先生の力により設置され先生が先頭になり運営している様子を拝見し先生の行動力に対し深く感謝と敬意と尊敬を表した。昼食が終わり先生と別れの挨拶をし、午後の作業に入った。
午後に入ると作業にも慣れて予定より作業が進んだ。 使った土のうは約300袋、スコップ7、一輪車3、バール2、であった。作業は、3時終了。 無事怪我もなく終了できたのはそれぞれが最後まで責任をもち、統制の執れた組織の中で役割を果たした結果の賜物と思った。 終了後全員で手を合わせご冥福をお祈りした。
依頼者より心から感謝され日本青年社の皆さんにもくれぐれ宜しくとの言葉も頂戴し、暑さと作業疲れはあったがその言葉に疲れも癒された。
その後、ボンティアセンターへ戻り活動報告をし、柏崎を後にした。
午後7時、無事長野へ帰宅、代表より全員にねぎらいの挨拶。本日の経験を活かし更に喜んで進んで働く事を確認した。