北朝鮮の日本人拉致問題と取り組む日本青年社
平成12年09月20日
平成12年8月20日(日)
日本青年社総本部時局対策局(局長・水野孝吉)は「北朝鮮に拉致された日本人を救出する関東協議会」とともに8月20日、東京・銀座でデモをし、北朝鮮の日本人拉致問題の早期解決を訴えた。
このデモは、同月22日から東京で開催される「日朝国交正常化交渉」に向けて行なわれ、「北朝鮮よ拉致した日本人を返せ!」と書いた横断幕を先頭に「救出する会」関係者を含む250有余名のメンバーが「横田めぐみさんを返せ」「拉致棚上げ反対」と書いたプラカードを持ち参加、東京銀座から日比谷公園までデモ行進した。
なお横田めぐみさんの両親、横田滋さんと早紀江さんもデモに参加、平沢勝栄衆議院委員、土谷たかゆき都議会議員他、議員連盟の人たちが激励の挨拶を行った。
平成12年9月13日(水)
日本青年社総本部時局対策局(局長・水野孝吉)は9月30日「新潟西港に入港した北朝鮮の万景峰号の船長」に、金正日(キム・ジョンイル)総書記宛の救出要望書を手渡すため、横田めぐみさん、蓮池薫さんの両親、そして水野孝吉時局対策局長を含む「救出する会」のメンバー20人とともに埠頭に集まったが、この日港湾事務所が埠頭にバリケードを設けて「救出する会」を阻止したため、マスコミも支援者も船には近寄れない。
両親4人のみが船の前で「返せ!私たちの家族を同胞を!」と書いた横断幕を掲げ、シュプレヒコールを繰り返すが、
肝心の船長はおろか、だれ一人船からでてこなかった。
なお県議は議会中のため出席できなかったが、山田洋子新潟市議が参加。
※ 要望書は朝鮮語で「1770年代後半を中心に、貴国の国花目的により罪もない多 数の我が同朋が拉致されいまだに一人も帰ってきていません。」と現状を伝え、「拉致問題解決なくして国交正常化は実現しません。一握りの政治家によってすべてが決まる国でないことを十分に理解されたく思います。と訴えている。
さらに「日本では150万人が救出の署名を行いました。重大な不利益を受ける結果になる前に、拉致した全員を帰すように要望する」とし、今のままの姿勢を続けるならば万景峰号の入港禁止など制裁を行うよう世論を動かすとしている。
<横田めぐみさんの父、横田滋さんの話>
「船長の立場や要請文の内容から、受け取れば拉致を認めることになり、事態は予測していた」と語った。
<横田めぐみさん等被拉致日本人救出新潟の会・小島晴則会長>
「なぜ、県は港湾事務所前から報道規制を敷いて支援する人達を含め、船まで行かせないのか。拉致問題を妨害しているとしか思えない」と怒りをあらわにしていた。