昭和21年
1月1日………新日本建設の詔書(いわゆる「天皇の人間宣言」)渙発。
1月4日………GHQ、軍国主義者の公職追放と超国家主義団体の解散を指令。
1月10日……米マーシャル特使のあっせんで国共両軍が停戦協定。
1月12日……日本共産党野坂参三、中国・延安から帰国。
1月29日……GHQ、琉球列島と小笠原群島を日本の行政管轄権から分離。
2月3日………マッカーサー元帥、憲法三原則をGHQ民政局に指示。
2月13日……GHQ、政府の憲法改正要綱を拒否、GHQ案を手交。
2月17日……金融緊急措置令(新円発行・旧円封鎖)。
2月19日……昭和天皇の地方御巡幸始まる。
2月20日……ソ連、千島・権太の領有布告。
2月22日……国家主義結社禁止令により200余団体解散。
2月28日……政府、公職追放令を公布・施行。
3月3日………物価統制令公布・施行。
3月5日………チャーチル、米で「鉄のカーテン」演説。(冷戦のはじまり)
3月6日………政府、憲法改正草案要網発表。
4月10日……新選挙法による第22回総選挙で婦人代議士39名誕生。
5月1日………11年ぶりのメーデー復活。
5月3日………極東国際軍事裁判(東京裁判)開廷。
5月4日………自由党総裁鳩山一郎追放(後任に吉田茂)。
5月5日………重慶政府、南京遷都。
5月19日……東京で食料メーデー(プラカード事件)。
5月20日……国民党軍、人民解放軍に攻撃開始。
5月22日……第一次吉田茂内閣成立。
6月3日………李承晩、南朝鮮政府樹立宣言。
6月6日………GHQ、農地改革の徹底を政府に勧告。
6月13日……政府、社会秩序保持・食糧危機突破に関する声明発表。
6月26日……国共内戦始まる。
7月1日………米、ビキニ環礁で原爆実験。
7月9日………持株会社整理委員会成立し財閥解体本格化。
7月16日……経済団体連合会(経団連)発足。
8月19日……全日本産業別労働組合会議(産別)結成。
9月30日……三井、三菱、安田各本社の解散決定。
10月1日……ニュールンベルグ国際軍事裁判、ナチ戦犯十二名に絞首刑判決。
10月12日…日本史の授業、スミぬり教科書で再開。
10月21日…農地調整法改正・自作農創設特別措置法公布(第二次農地改革)
11月3日……日本国憲法公布。
12月8日……シベリア引揚げ第一船、舞鶴港に入港。
12月18日…極東委員会、日本の労働組合16原則を決定。
12月27日…閣議、石油、鉄鋼増産に傾斜生産方式を決定。