地球の生態系の一部に過ぎない人類が、あたかも地球の支配者の如く我がまま勝手に振る舞ってきたために、20世紀は著しい環境破壊はもとより、地球上に生息する全ての生態系までをも破壊する事態となっている。
言い換えれば20世紀は、工業技術の急速な進歩や資源開発などにより、わたしたちは豊かさと便利さを享受してきた。然し一方では人類が引き起こしたエゴによる、侵略と植民地化、戦争と難民、人種差別、大量殺戮と飢餓、物理・科学・生理学の発展による核兵器化、細菌兵器、毒ガス兵器等の大量生産による地球破壊装置の増長はお剃るべきものがある。
確かに諸事解決には一長一短あるが、これからはそれぞれの民族がこの恐るべき現実を認識し自らを戒め、豊かな地球を回復することに真剣に取り組み、加えて民族間の平和共存を実現しなければならない。
以上に鑑み、日本青年社は地球未来を展望した21世紀構想を提言します。