日本青年社 第19回
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八月二十六日(日)、東京永田町の星陵会館において平成三十年度、第十九回、「全国議員同志連盟・社友総会」を開会した。今年の総会は第29代航空幕 僚長・田母神俊雄先生による「弱体化される日本」と題した特別講演が行われた。 午後二時、第十九回「全国議員同志連盟・社友総会」(以下、総会という)は、大久保叡統括長、四宮崇足立社友会事務局長の司会と石塚友巳日本青年社行 動隊長の指揮による国民儀礼で開会した。 続く開会挨拶では、小林明全国社友会会長が「私は日々世の中を見てまして本当に怒りを覚えることばかりでございます。あの高校野球の金足農業は素晴ら しい選手たちでした。選抜高校野球というのは各県から選抜された代表校が出場します。金足農業の選手は全員が秋田県出身でしたが、優勝したどこかの高校 はレベルの高い色々なところの集まった選手がいて強いチームが勝ち上がっていく、果たしてこれで選抜と言えるのでしょうか、これは高校野球のシステムを 変えていかないと郷土愛がなくなってしまうのではないか。これでは選抜にならないと私は思って高校野球を見たんです。でも、あの炎天下を一生懸命駆け巡 る若い人たちを見て、まだまだ我が日本も捨てたものじゃないなと感じる今年の試合でございました。一つ国際情勢を見ると、先ほど田母神さんとも話をさせ てもらったんですがヘイトスピーチです。これが法律で縛られており、我々がアジアの某国の悪口を言ったり誹謗中傷することは法律で禁じられています。で も、その相手国は毎日のように日本のことを中傷誹謗しているのです。そういった不平等、不平等というより弱腰外交、こんなことで宜しいんでしょうか、韓 国は日本のエンターテインメント、歌手が韓国に行ってショーをすることができないのです。日本の歌を歌ってはいけないという法律が今日現在あるんです。 でも韓国からは少女時代とか色んな韓流スターたちが来て日本で仕事をしてるわけなんですが、なぜ日本のガバナーはハッキリ拒否をして平等な立場で交渉で きないのか、また八月十五日の終戦の日、靖国神社の物々しい警備の中で、参拝者は果たして英霊の皆さんを静かに弔うことができるんでしょうか、そして、 馬鹿みたいなパフォーマンスをする人間が境内にいっぱいいたんです。それを遠目で見て通る過ぎる我々、今日は、このような戦後日本の姿を捉えて「弱体化 される日本」と題した田母神閣下の講演ですから皆さんの胸に響くようなお話を聞かせて頂けることと思います。また先ほど司会者より紹介がありました石川 県の諸橋会長にご出席を頂いておりますと挨拶した。 続く来賓紹介では司会者が、次は第二十九代航空幕僚長・田母神俊雄先生によります特別講演でございますが、講演を頂きます前に、只今、小林会長のご挨 拶にありました、諸橋茂一(もろはし・しげいち)先生をご紹介させて頂きます。 諸橋先生は、「教育を考える石川県民の会」会長、「大東亜聖戦祭」実行委員長、「勝兵塾」事務局長、「小松基地金沢友の会」事務局長の公職をお務めで あり、本日、講演をいただきます田母神俊雄先生とは、石川県小松市にある、第六航空団司令当時から二十年以上の親交がございます。 また、諸橋先生は、「平成十九年に、いわゆる「河野談話」そして「村山談話」、並びに、「アジア女性基金」の不当性を問うことを骨子として、当時は衆 議院議員であった河野洋平元官房長官と村山富市首相を、東京地検に告発すると共に、東京地検に提訴して争い、村山富市元首相に対しては、最高裁まで争っ たことで知られる先生でございます」と紹介した。 続く特別講演では、第二十九代航空幕僚長・田母神俊雄先生が「弱体化される日本」と題して日本の現状について講演した。(別項記事参照) 最後の謝辞では、徳川光康先生が、「今日は田母神閣下の貴重なお話有り難うございました。今日閣下が講演なさった中であまり触れられていなかったんで すが十年ほど前、閣下がまだ幕僚長のころ、国のためと国民の未来のためにという論文を発表されました、今日の話の中でも「そうだったんだ」と思うところ 沢山ありましたけれど、私が初めてその論文を読んだときビックリしたんです。 かなり過激な内容でした。本当に国のことを考えて書いていますので主体的には過去の戦争は侵略戦争じゃなかったと、これが主題になっていました。その 中で私がビックリしたのは、日本が戦争に引きずり込まれた謀略、アメリカ大統領による謀略とかコミンテルンによる策謀などが色々と書かれていましたが、 あの中国戦線で当時の帝国陸軍が中国に侵攻したとき、日本軍はわざわざ蒋介石の国民党政府に、どこにどのような兵力で攻めて行くと通知を出してるんです ね、そしてそれを了承してもらってるんですね、そんな中で日本軍が攻めて行く、当然、日本軍が着く頃には殆どの人がいませんから、ちょっとしたイザコザ 程度の戦争はあったんでしょうけど、そんな状態の中で地域の数を越すような南京の大殺戮なんていうものは一切なかっということが述べられていました。私 はこれで戦争っていうのかとビックリしたんです。そういうことがかなり詳しく書かれていました。ですから中国という政府が閣下の論文を承認するわけもな く当然のように反発もしました。 日本のいま中枢にいる多くの人たちも戦後教育を受けていますから、どちらかというと自虐的な歴史観を持っています。日本人の殆どは自虐的な歴史観を 持っています。ですから閣下の論文を承認しない人たちが多く存在します。閣下がここまで日本の国の将来を憂いた活動を今まで続けてきて下さった。そして 今ここに集まっている日本青年社の皆さんが数十年にわたって取組んできた活動と閣下の活動が殆ど一致しております。(中略)皆様が憂国の武士(ものの ふ)の集団である以上、これからも日本の国民を導いていくのも皆様の仕事だと思っています。 本日は有り難うございました」と挨拶して総会は閉会した。 |
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