平成二十九年春季
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平成二十九年度 上半期を振り返る 全国代表者・役員会議 開会報告 新緑の四月三十日(日)、靖国会館(東京九段)において平成二十九年度「春季 全国代表者・役員会議」を開催した。 会議は午後一時三十分、石塚友巳 行動隊長の指揮による国民儀礼。日本青年社代表挨拶では、山本正實理事長が「報道によれば、東京直下型地震や南海ト ラフ地震などが三十年以内に起きる確立が六十パーセント近いそうです。このような予測困難な災害が起きた時、日本青年社は民族派としてどのような心構え を もって対処したらいいのかを考える必要があるのではないかと思います。 また、毎年四月二十九日の昭和の日に斎行される「殉国七士墓前祭」(愛知県西尾市)参列、タイ王国カンチャナブリ県の「神道平和祈念公園」例大祭な ど、私た ちはこのような活動を通して、かつてわが国が遭遇した国難に対し、多くの先達者たちが、どのように向かい合っていたのか、どのように乗り越えた のか、われわれ 民族派はこのような事態に対して何ができるのか、何をしたらいいのかなどについても考える必要だと思います。 そのためには、皆様方と情報の共有し、連絡を密にして、新しく発足した「日本総合協同組合」を活用することによって、地域社会への交流と貢献を進める ことで、 日本青年社が本来あるべき姿の国民運動に邁進することができるのではないかと考えます。 また冒頭に述べた防災ですが、防災意識の意味は災害すべてを防ぐ、そして、その災害にあったすべてを助けることですが、それは難しいことでしょう。しかし、ふ りかかる被害を最小限に食い止めることはできるのではないかと思います。その時、われわれは一致団結して全身全霊を傾注して国難に立ち向かう。 それこそが日本青年社の若き世代の人たちではないのかと考えています。ですからわれわれは更に連携と結束、密度ある運動に取組んで何か形に残す。そのよ うな運動に邁進できるように皆々様方のご協力をお願いします」。と挨拶した。 続く、全国社友会小林 明会長は「こうして会議を見ますと、最近は日本青年社も若い人たちが非常に多くなりました。これからの日本青年社は、このよう な若い 人たちがしょって立っていただけるんだなと思います。それには我々ももう少し頑張って、保守民族派の立ち位置をしっかりもって守り頑張っていこう と思っておりま す。 また現在、国会などにおいては、某代議士が癌の奥さんを病床においたままハワイまで行って結婚式を挙げました。一方、民進党はこの代議士に“やめろや めろ ”の大合唱ですが、民進党の某代議士も山本モナとの路上キスを写真に撮られたり、国会議員のパスを使って京都まで新幹線で旅行に行きました。こんな バカな やつがバッチをつけているんです。要するに自分勝手なんです。そういう意味でも民族派であるわれわれは、松尾会長の教えでもある「謙虚」であれ、 という言葉 を忘れることなく「謙虚」であることの幸せを噛みしめながら、世のため、人のため、わが国民(くにたみ)を守るため頑張っていこうではありま せんか」と挨拶した。 タイ国の『平和祈念公園』奉賛会の千葉州時会長は、「四月一日に開催した【アジア和平日本委員会・各県奉賛会の集い】に沢山の方々の参加をいただきま した ことは、正に日本青年社の底力を見せつけられた思いでした。 それともう一件、先ほど山本理事長がおっしゃった北朝鮮の不穏な動向です。私たちがタイ王国に『平和祈念公園』を建立して奉賛活動を続けているのは、 かつ て忌まわしい戦争で亡くなられた方々への慰霊活動を通して、二度と忌まわしい戦争の起きることのない世界平和の祈りであります。 もし戦争が起きれば、多くの人たちの生命が奪われるかもしれません。そして犠牲になられた方々の遺骨が祖国に還ることができなくなるかもしれない。昨年、天 皇皇后陛下がペリリュー島を行幸啓された時、現地の人が「遺骨収集が終わらない限り戦争はおわってないんだ」、と話していました。 私がなぜこのようなことを話すのか、それは、わが国が戦後五十年を迎えた平成七年、戦後半世紀の時を経過しながら、かつて祖国を護るために尊い生命を 散 華された戦没将兵の遺骨が祖国の土に帰ることができずにいることに胸を痛めた松尾会長が、たとえ遺骨収集ができないまでも、今に生きる日本人として、戦後日 本の繁栄と平和の礎になられた先人英霊に感謝の誠を捧げる思いで、インパール作戦ゆかりの地であるタイのカンチャナブリ県に『平和祈念公園』を建立しました。 私たちはこの思いを忘れることなくこの『平和祈念公園』を守り続けます」。と挨拶した。 続いて、澤井和美副会長が愛知県西尾市の三ヶ根山頂にある『殉国七士廟』と『墓前祭』の意義について(囲み記事四頁参照)説明した。 休憩後の講演では「主権回復の意味と民主主義・否定されてきた日本人の国家意識を取り戻すために・四月二十八日を考える」が約三十分にわたって行われた。 (三頁掲載) 総括では、大久保叡統括長が、「ただ今の講演で、日本は主権国家だということを自覚しなければならないとの話しがありましたが、今の日本は独立国家と しての 主権があるのでしょうか。日本人が安全・安心に国の中で生活できているのでしょうか、領土問題は解決されていますか、憲法どうでしょう。皆さんに は日本は主権 が回復されたといわれていますが実はされていない、という事実を認識した中で、運動に取組んで頂きたい。 では、何をすればいいのか、それは正に日本青年社が掲げるスローガンにあり、先ほど澤井副会長が述べた「殉国七士廟墓前祭」の意義にあるように、かつてA 級戦犯の汚名を着せられて刑死した七烈士の墓前に手を合わせて感謝の誠を捧げ、この人たちの名誉を回復すること、その根底には【東京裁判再審請求署名活 動】【東京裁判史観の払拭】というスローガンがあります。それは正に日本青年社が平成十一年、ホテル浦島において「全国社友会」を立上げたと き、【右翼民族派 改革元年】と位置づけて独自の運動に取組んだときの二つのスローガンですが、それが、その後の運動を経て【倫理・道徳・品格の向上】につながるわけであります。 そして、それから十八年を経過した今、日本青年社は民族運動の一環として『協同組合』を創設しました。この組合も、日本の主権 回復を求めるための一つの組織 体であります。皆さんもこのような心構えをもってこれからの運動に取組んでいただきたい」。と総括した。 |
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山本正實理事長 | 千葉州時奉賛会会長 | 澤井和美副会長 | 亀田晋司副会長 | 大久保叡統括長 |