平成16年8月06日
昨年四月に開講した教養講座は今年の四月を以って第一回講座の教本「教育勅語絵物語」を全て終了したことから、第十二回教養講座は戦後社会の中で歪曲されてきた日本の近現代史の真実を再検証するべく靖国神社・遊就館を拝観した。
好天に恵まれた五月二三日(日)午後一時、遊就館前広場に参加者が集まってくる。この度の教養講座は定例の区民ホールでなく靖国神社と言う事からか、何となく皆の顔が優しく輝いて見える。
午後一時三〇分、加藤順一行動隊長の号令で参加者全員が整列、本来ならば休日であった顔見知りの神官が我々の教養講座が靖国神杜で行われる事を聞きつけてわざわざ駆けつけて下さり冒頭に靖国神社と遊就館の説明と丁重な挨拶を頂いた後、鎌田教導委員長から一年間にわたって「教育勅語絵物語」を教材にして学んだ事を復習する意味から今日は日本の歴史を正しく理解する為の基礎知識の修養の場として遊就館で教養講座を行う旨の説明と諸注意が述べられた。続いて亀田晋司情宣局長の指揮の下、参加者全員が拝殿まで整然と行進して参拝してから遊就館見学に移った。
遊就館には、現在十万点に及ぶ収蔵品の中から、歴史を真実を語り継ぐ貴重な資料が数多く展示されており、二階の映像ホールでは昭和三二年に製作された「明治天皇と日露大戦争」が放映されていた。参加者はそれぞれ感慨を胸に拝観していたが、講座終了時間の午後三時三十分となっていたので全員が一度一階入口に集まり鎌田泰弘教導委員長の挨拶を受けてこの日の教養講座は終了したが、参加者の多くは再度遊就館館内に戻って行ったのが印象的だった。
最後に、遊就館には本当に貴重な史資料が展示されており、日清・日露大戦からわが国の近代史を映像で再現し、又、東京裁判で歪められた歴史の真実に迫るドキュメント映画が放映されており、固定観念にとらわれずに個人個人の判断で日本の近代史を正しく理解し各々の基礎知識と再確認できたと考えたのは私だけではなかったのではないだろうか。