平成15年11月26日
入滝前に御払いを行う神官 |
日本青年社は平成2年以来、毎年11月23日(新嘗祭)に埼玉県越生町を流れる黒山三滝において執り行なわれている入滝の「行」『禊祓厳修会』に参加していることから「第7回教養講座」は『禊祓厳修会』を教養課程の一貫としてとらえ全員が参加しました。
『禊祓厳修会』は昭和天皇が御崩御あそばされ平成の御代を迎え、従来の新嘗祭が今上陛下の御即位に伴う大嘗祭となった平成2年11月23日以来、毎年11月23日の新嘗祭にあわせ継続的に挙行された禊祓(みそぎはらい)の行(ぎょう)が本年で14回目を迎えました。
毎年、埼玉県越生町に流れる名滝、黒山三滝において執り行なわれる行は、その名を『禊祓厳修会』と命名し、民族派団体の枠組みにとらわれる事のない一般の方々も参加する国民的な行事として行ない、積神的欠落から生じる不道徳を刷新し、日本再建の為の若人を育成する事を目的としています。現在は100人近くの参加者を数えるに至ったこの行事に日本青年社も当初より参加し、本年は毎月行なわれる「教養講座」の一貫として多くの隊員が参加しました。
禊祓とは、さまざまな方法・形態があるが、厳修会においては、いわゆる滝にうたれ目常の罪穢れを祓い、神霊を濯ぎ、万有霊魂を全11体の統一作用に還元転化するものです。
我が国における神(御霊)の存在で特筆すべきは、一神教の宗教的見地と大きく相違し、太陽や水、山や川、など生活に密着したすべてのものに生命や価値観を見出し、八百万の神々として崇め奉ってきた所にあります。
然るに自然に身を投じ神人不二体の鎮魂境地に達したる事に身の刷新を見出す事は、日本人として誠に理がかなった行為であり、且つ重要な行ないであります。
日本青年社では、自ら主催する行事のほかにも連携、連帯の中からさまざまな行事へも積極的に参加し、世に広める活動を心がけていることから、折にふれ紹介していきたいと思います。