平成15年08月25日
日本青年社「教養講座」
実行委員会教導委員長 鎌田泰弘


 「教養講座」は本年4月の開設以来、五月(靖国神社遊就館)、六月(総本部)に引き続き7月27日(日)、東京練馬区内の区民会館において第4回目の講座が行われました。

  テーマは日本人の指導原理「教育勅語」について、教材は教育学者・小池松次先生の著書『教育物語絵物語』であります。
 
 開設当初の2回は教養課程における趣意・計画等に費やし、3回目は歴史資料としてビデオ鑑賞と説明を中心にしたために、本格的な講座としては今回が初回にあたります。

  教材となる『教育勅語絵物語』は歴史的史料価値として書質の高く、前後の二編からなり、前編では勅語発布前後の時代背景と経緯、草案文など当時の仮名遣いのまま掲載した優著であります。

 後編では勅語を一節ごとに区切り、口語文訳と挿絵を添え、更に遠因となる事例を歴史の中から引用するなど大変充実しています。

 「教養講座」では、教育勅語を再認識する基礎として後編より開始し、朗読のみでも教養に値するものに解説を加え、講座の最大の目的である道義・道徳教育の再興と世論喚起に役立たせる構成を組み立てています。

  第4回の講座においては『朕惟フニ我ガ皇祖皇宗』のくだりから『我ガ臣民克ク忠二』の範囲に触れ前後の構成をもって約二時間の講座を終了しました。

 なお、当日は「教養講座」が行われていることを聞き及んだ全国議員同志連盟推進委員長をはじめ、民主党葛飾支部の職員、日本大学の佐藤孝先生、元防衛庁長官秘書、早稲田大学の学生、また地元の高校生など多彩な顔ぶれがこぞって参加しするなど「教養講座」への関心の高さをうかがわせました。

 また、本講座はどなたでも参加できる開放的な講座であります。開設開場については、現在その都度決めておりますが、今後は一定の場所にて行われるよう円滑な事務処理を行なっています。


※「教養講座」は毎月第四日曜日に2時間ほどの講座ですのでホームページ閲覧の皆様もふるってご参加頂きたいと願っております。

講座の具体的内容については折に触れ掲載してまいります。