平成22年度
日本青年社「夏季・全国代表者役員会議」報告平成22年7月28日
新緑の5月30日、平成二22年新年度最初の「全国代表者・役員会議」を東京千代田区御茶ノ水のスター研修センターにおいて開催。日本青年社が新たな方向を目指す実践的新役員の発表があった。
会議は、冒頭に高橋和己国民運動局長の指揮による国民儀礼が行われたことに続いて、新年度(4月)より改正された新役員が紹介された。
開催挨拶では加藤順一副会長が、混迷する政局について述べたあと平成17年2月に尖閣諸島魚釣島灯台が国家委譲された活動結果から、平成21年のロシア訪問、そしてロシアから帰国後に受けた読み売りテレビ番組「やしきたかじんのそこまで言って委員会」の取材などに対して全国から寄せられた反響について報告した。
続いて日本青年社が27年にわたって取り組んだ尖閣諸島問題をテーマにした実録“尖閣諸島「灯台物語」”を出版された政治学者・殿岡昭郎先生が、本書を執筆するに至るまでの経緯と意義を述べながら日本外交の問題点と共産中国の実情を説明され、最後に「尖閣諸島問題は終ってない。日本青年社が取り組んだ尖閣諸島問題は、これから始まる対中外交と今後の国家安全保障問題に関わるに原点にある。そしてわれわれは領土を守る、領海を守る、領空を守る立場に立って、これからどのような方法を駆使して戦っていくかについて考えなければならない」と20分にわたって熱く講演された。
続いて議員同志連盟及び全国社友会を代表しての挨拶では、議員同志連盟会長・松村茂夫埼玉県久喜市議会議員が、この度の選挙当選報告に併せて市町村合併後の自治体にどのような変化が起り、現状どのような状況にあるかについて分かりやすく説明しながら日本青年社の活動がいかに正義をつらぬくものであるかと言うことを一つひとつの運動を取り上げながら話された。
引き続き、藤田昭彦会長補佐からは、本年建立満十五周年を迎えたタイ王国カンチャナブリ県の「平和祈念公園」の現状報告と、建立満十五周年記念大祭開催の意義についての説明があった。
最後に理論・文教を担当する杉山洋会長補佐が“戦後最大の危機に対して”と題して、現在の混迷する政局と国際的危機にあえぐ日本の現状を訴えつつ、保守民族派・日本青年社はいかなる心構えをもつべきかについて講演した。