決 意 表 明
日本青年社・保守民族派宣言
わが国は、戦後63年を経過する本年、国民は非常に苦しい、先の見えない新年を迎えざるを得ませんでした。政治は混乱し、国民生活はますます低下し、国民の不安は極点に達しようとしています。世界に目を転じれば、エネルギー・食料をめぐる争奪戦が繰り広げられ、中東地域は終わりなき戦火が続いています。この内外の危機の高まりに対し、わが日本は無策に等しいと言わざるを得ません。それは、わが国が国家としての根源的な問題に目を向けず、常に小 手先の対応に終始してきた結果に外ならず、それこそが、政治の貧困と言わざるを得えないのであります。
わが国の、これらの現実と問題点を克服する方針として、我々日本青年社は、「倫理・道徳・品格の向上」をスローガンに掲げ、戦後教育の中で理不尽に見捨てられ、さげすまされてきた「日本精神」の復活を目指した運動を展開してきました。日本精神とは「大和魂」「武士道」であり、「忠」「孝」の思想を軸にしたものであります。「国には忠を」「親には孝を」という倫理を哲学的に高めた、世界に誇る徳目でありました。
このように世界中が羨むような優秀な日本民族が、どうして戦後六十年を経過する中で堕落してしまったのか。我々はその元凶を明確に「東京裁判」と断じ、「東京裁判史観」による自虐思想を、全国民から払拭しない限り、日本は立ち直ることは出来ないと主張し続けているのであります。
日本青年社はかって二十一世紀を迎える中で、「右翼民族派改革元年」を打ち出し、自らの変革と運動の飛躍的発展を目指し、全国社友会の結成、議員同志連盟の結成を成功させることが出来ました。このことにより日本青年社は国民大衆とともに闘う民族派としての地位を得ることが出来たのであります。しかし我々は、更に大きく前進しなくてはなりません。なぜならば、それは時代が我々を求めているからであります。
「温故知新」と言う孔子の言葉があります。「古きをたずねて新しきを知る」と言われておりますが、「温」と言う字は「温める」と言う意味もあります。つまり「過去の歴史を温かく見つめることにより、正しい未来を拓くことができる」と解釈できます。「保守」と言う言葉も日本の美徳・文化を守り正しい未来を切り拓くという意味であることから、日本青年社は、新しい時代を切り拓く政治勢力として、新年を迎えました平成20年を契機として、「保守・民族派」を宣言するものであります。
以上をもって平成20年の決意表明とします。
平成20年1月22日