東アジア地域の安全と平和を訴える
5・4南モンゴルデモ行進
平成22年6月4日
日本青年社は、激動する東アジア情勢にかんがみ、共産中国の軍事侵略と人権弾圧によって塗炭の苦しみに喘ぐウイグル・チベット・内モンゴル三民族と連帯した国際運動に取り組んでいます。
中華思想と覇権主義で知られる共産中国の実情については昨年の北京オリンピック聖火リレーにおいて、世界の多くの人達の知るところとなってきましたが、今年もデモ行進を決行、国際運動の一環として、共産中国の軍事人権弾圧に苦しむ少数民族・南モンゴルの開放と自由を訴えるデモ行進に参加しました。
日本青年社が三年前、他民族に対する「異民族・異宗教の忖度」を国際運動のスタンスと位置づけ、新たな戦いの地平を拓く「三民族連帯行動」(チベット・ウイグル・南モンゴル)に取り組むことを決意し、中国共産党政権による「民族浄化」と「植民地化」という抑圧を受けている少数民族との共闘を闡明にしたことは既報の通りです。この連帯デモ行進は一昨年、昨年に続き、今年は五月四日(日)、政治学者・殿岡昭郎グループと連帯の「南モンゴルデモ」が行われました。
デモには首都圏及び関東近県に日本青年社社員一五〇有余名が参集しましたが、家族づれの社員も多く、午後一時三〇分に始まった決起大会はあふれんばかりの熱気につつまれる中、殿岡昭郎先生の挨拶にはじまり、南モンゴル代表の現状報告、都議会議員、市議会議員などの挨拶に耳を傾けたあと、全員でシュプレヒコールを繰り返して出発。この日は初夏の五月とは云え、厳しい暑さの中でのデモ行進でした。
出発地の恵比寿公園(渋谷区)から笄公園(港区)を行進する徒歩デモでしたが、カラフルなチベット・ウイグル・南モンゴルの国旗が連立する中、民族衣装に身を包んだ南モンゴルの人たちを中心に、プラカードや横断幕を高く掲げ、シュプレヒコールを繰り返しながら整然としたデモ行動に臨みました。また、この地域は休日とは云え、多くの人達の集まる地域であり、外国人居住者も多いことから、街行く多くの人たちの喚起を促すことが出来た一日でした。このデモの様子は例年通りインターネットを通じて世界に発信されました。