愛知県・「殉国七士廟」墓前祭報告

総本部慰霊奉賛委員長 小野上 博


 新緑まぶしい4月29日(昭和の日)、日本青年社の基幹運動のひとつである愛知幡豆郡の「殉国七士廟」参拝をつつがなく執り行なうことができました。私たちが「殉国七士廟」の参拝活動に取り組んだのは、日本青年社がその前身である楠皇道隊を発展的解消し日本青年社として発足した昭和46年でした。その起因は、私たち先輩が「新生日本を築き上げていくには、過去を謙虚に反省することはいうまでもないが、その過去のなかに埋没され続けてきた真実を掘り起こして、その真実を正しく次代に伝えていかなければならない。大東亜戦争の本質を追究していけば必ず真実にぶつかる。「殉国七士廟」に眠る七烈士が、祖国のために殉じられたという真実を決して忘れてはならない。そして、その七烈士を参拝することは、歴史の真実を後世に伝えるという大きな意義があり、それが戦後に生きる我々の義務である」と語っていたことに始まります。そして、この参拝活動こそ、私たちが取り組む東京裁判の無効を明らかにする運動の原点であり、戦後日本が喪失してきた「論理・道徳」の復活の原点であります。

 また「殉国七士廟」は、三河湾を一望できる風光明媚な三ケ根山頂にありますので、読者の皆様もぜひ一度訪れて「殉国七士」の御霊に手を合わせながら、戦後日本の正しい歴史認識を呼び起こしていただければ幸甚であります。