7.16新潟県中越沖地震
被災者支援活動と現地報告

平成19年7月24日
日本青年社総本部時局対策局
局長/水野 孝吉

 我々日本青年社は一旦緩急あれば素早く行動を起こす。

  7月16日10時13分、 M6.8の強震がまたもや新潟の中越地区に発生、我々新潟県本部関係者等の安否など夜になって全員の状況が把握された異常なし。その後本部長はじめ幹部の者達が集まり取りあえず長谷川本部長と小池事務局長等が視察に柏崎へ行き、議員同志連盟の三井田市議と会い、打合せと現場の状況を把握し、炊き出し等の準備に取り掛かることにした。

    
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  17日夜遅くまでかかり豚汁等の材料の下ごしらえを終え、18日朝、寝泊り用のバスと、野菜、果物、水、ミネラルウォター、発電機、ブルーシート、麻袋(被災住宅のガラスを入れる)など積み込んだトラック2台、ワゴン車1台、ジープ1台、計5台で出発。3時間半かかり柏崎に入り三井田氏と合流、中央町の「閻魔堂」の駐車場を基地に炊き出し準備に掛かる、ここは通称「えんまどおり」と言う柏崎の商店街、一番被害の遭った所。

  豚汁500人分、シチュウ250人分、お汁粉300人分終了し明日の仕込みに掛かる。長谷川本部長等1班を残し、我々は21時に引き上げる事にした。

    
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  我々は様々な災害には出かけているが、今回の中越沖地震ほど国の対応の速さは見たことが無い。この地区には世界一の「柏崎、刈羽原子力発電所」が有るからだろうが3年前の中越地震とは比べものにならない手際良さ。空には双発の輸送ヘリが飛び交い、柏崎港や沖合いには大型巡視船3隻や護衛艦4隻、上陸用ホーバクラフトまで、一時沖合いにはイージス艦までも。海岸近くの駐車場には自衛隊、警察車両がいっぱい、戦争でも始まったのかと思う光景であるが、対照的に市民の表情はいたって平和で緊迫した様子はまったく無いし二日目にして救援物資も豊富、何だろうか? 私は帰路の車の中で市民の明るい表情は何故なのか考えながら来たが未だ答えは出ていない。

  翌19日は「閻魔堂」撤収しあまり行き届いていない原発のとなりの荒浜地区での炊き出しを終え引き上げた。

  総てが3年前の地震とは違っていた。良いのか悪いのか未だ書きたい事も有るが選挙後に関連の事を書き込みしたいと思う。