“国体明徴”こそわが使命皇居勤労奉仕に参加して
日本青年社青年学生局長
宇井野敬史
五月十六日から十九日迄、皇居勤労和奉仕に参加した。日本青年社からは、私と所沢支部の千葉隊員と野見山隊員の計三名の参加であった。
十六日の集合時間七時に、男性十四名と女性二名の計十六名が、皇居桔梗門前の広場にて朝礼を行い、団員より奉仕日程や諸注意を受け、七時三十分すぎに皇居内に入る。今回の参加団体は六団体であった。各団長が集合し、奉仕の手続きや説明を受け、その後、宮内庁担当者より団員全員に説明があった。その後宮殿地区にて清掃奉仕を行う。午後からは、吹上地区、宮中三殿、水田等を見学した後清掃奉仕を行い、初日の奉仕を終了し、宿泊先のホテルへ向かう。
二日目は、宮殿地区の清掃奉仕を行った後、十一時三十分より参集所にて、天皇皇后両陛下と紀宮妃殿下より御会釈を賜る。理屈でなく、ただただ涙があふれ出てくる事を禁じえず、天皇の赤子である私を幸福に思うのみであった。午後は宮殿御車寄せ付近の清掃奉仕を行い終了。
十八日は東御苑地区へ。同心番所や松の大廊下跡や天守閣跡等を見学後、庭園へ移動。全国都道府県の木が並ぶあたりの草むしり、午後も同所にて奉仕。途中、宮内庁々舎で賜り物を頂く。
最終日は赤坂御用地に場所が変わる。まず全奉仕団が園遊会の行われる庭園へ移動し記念撮影。庭園等を見学後、池の玉砂利の移動の奉仕作業。これは園遊会まできれいに維持するための作業。午後は梅林を見学後、枝打ち後の片付けと清掃。十四時三十分皇太子殿下が東宮玄関におでましになられ御会釈を賜る。十五時四十分すべての勤労奉仕を終え、ホテルにて直会後、解散。
すべてを終えた感想は、日本人に生まれて良かったという想いと、日本に天皇がおわします限り、日本は不滅であり、この万邦無比の国体を護る事こそが、私の使命であると再認識した。
最後にこのすばらしい機会を与えて頂いた先輩各位に感謝申し上げます。